先日、格闘技好きのお客さまにお声がけいただき「ジャンボ鶴田23回忌追善興行」を観戦しに行きました。
実は学生時代、週刊プロレスを毎週購読し強い男に憧れて必死に筋トレしていました。最近は仕事中心の生活ですが、ボクシングやK1などで大きな試合がある時は今でも一人部屋にこもり視聴しています。
興行は各団体のエース級レスラーだけでなく、藤波辰爾や秋山準、永田裕志、大仁田厚など往年のレスラー達も参加し、オールドファンには堪らない内容でした。
トークイベントで私がファンだった小橋建太がジャンボ鶴田の座右の銘である“人生はチャレンジだ”という言葉について語っていました。この言葉はジャンボ鶴田が師匠であるジャイアント馬場から贈られたものとして有名であり、ジャンボ鶴田の墓石にも彫られている言葉です。
ジャンボ鶴田はレスラーとして全盛の40代で病魔に冒され一線を退きましたが、筑波大学でコーチ学を学び非常勤ではありますが大学教員としても従事していました。どんな状況であっても常にチャレンジするという姿勢を失わずに生きた人だったと思います。
“人生はチャレンジだ”という言葉を聞き、自分はチャレンジして生きているのかと思わず自問しました。手前味噌ですが、現在の幸せな人生を送ることができています。遣り甲斐を感じる仕事をし、家族とも仲良くプライベートも充実しています。おかげさまで経済的にも不自由のない生活を送れています。しかし、現状に満足せずチャレンジしているのか?と問われると自信を持って“Yes”と答えることができません。
今でも自分なりには頑張っているつもりでいました。でもあくまでもその程度の努力は“自分なり”のレベルに過ぎないのだと思います。
御年68歳の藤波辰爾がドラゴンスクリューを連発し、腰の曲がったザ・グレートカブキがヌンチャクを使った舞を披露する姿を見ると、まだまだ頑張らないといけない気がしてきました。
自分の実力でどこまで行けるかは分かりませんが、”なれる最高の自分“を目指しやれるだけやってみようと思います。