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知恵を生むインターフェイスとしてのオフィス

経営のお役立ち情報
2021.06.15

リアルの場を持つ効果を感じます。

見出しを読んだ時に、「日本橋って確かに医療関係多いんだよな」と思いました。記事の中でもこんなことが書かれています。

同じビルに医療関係の会社が多く入居していることで思わぬ相乗効果も出た。「休憩室でコーヒーを飲んでいる方に話しかけたら、再生医療に必要な特殊技術を持つ会社の社長だった」。同社とは協業に向けて最終調整を進めている。

情報の扱いの難しさも一方でありそうですが、リアルコミュニケーションの場ならではのエピソードです。

そして、これは単なる偶然ではありません。

そんな日本橋へのスタートアップ誘致に注力するのが、エリアに多くの不動産を持つ三井不だ。製薬大手が立地する地の利を生かし、医療関係企業などが参加できる交流の場を16年に設置。日本橋エリアで三井不のビルに入る医療系スタートアップは3月末に71社と4年で3.7倍に増えた。

さらには、実験設備まで共用するサービスもあります。

集積に伴ってヒトがヒトを呼ぶ循環が回り始めている。ベンチャーキャピタル(VC)のビヨンドネクストベンチャーズ(BNV、東京・中央)は19年、共用の実験設備などを備えた「シェアラボ」の運営を始めた。
月額約16万円からという家賃で、生化学実験などを無料で実施できる。入居する創薬スタートアップのリベロセラ(東京・中央)の菅家徹代表は「基礎実験をしながら、ビル内で協業先と打ち合わせもできる」と話す。

スタートアップにとって、設備を低コストで使えるというのは大きいですね。

イノベーションを生むインターフェイスとしてのオフィス

この記事から2つのことを考えました。ひとつは、出会いは偶然にすぎないので、そこから着想を得ようとする姿勢が大事だということです。最初の例では「再生医療の特殊技術を持つ会社の社長だった」とあります。恐らく、その特殊技術を探していたわけではないのだろうと思います。分かっていれば、直接連絡を取って会いに行けば良いわけです。つまり、その場で聴いた話から、即興的に自社のビジネスにつなげたのですね。

もう一つは、オフィスが持つ意味が変わってきているということです。作業をするためにスペースを確保するのではなく、多様性を生みだすインターフェイスとして捉えているのです。スタートアップにしてみると、設備以上に知恵の多様性を得られることは大きいはずです。そこに魅力を感じて集まってきているのではないでしょうか。

これは、オンラインでも話としては成立します。ただ、その場で「意気投合」するインパクトはリアルならではです。そして、毎日互いが通ってきて、すぐに共同作業を始められるというのも大きい。言葉でのやり取りだけでなく、作業を通じて分かりあえること、発見しあえることがあります。

これからのオフィスのあり方やイノベーションを生む仕事の進め方のヒントになりそうです。


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