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散歩のついでに富士山に登った人はいない

2022.01.11発行 Vol.406

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
「散歩のついでに富士山に登った人はいない」という言葉を私は好きです。講演でも良く話します。ずっと以前にある銀行の支店長さんが言っていた言葉ですが、目標を設定しないと、一生懸命取り組んでいても、ずっと今のままと変わらないことも多いということでしょう。年初にあたって、目標を設定することが大切だと思います。

 

とくに経営者は、短期的な目標だけでなく、長期的な目標もしっかりと立てなければなりません。場合によっては、短期的な目標設定は、ある程度部下でもできるかもしれませんが、長期的な目標は、経営者が最終決定する重要な仕事です。

 

短期的には、多くの企業にとっては、今はとても大変な時期です。コロナ禍が長く続き、オミクロン株の感染拡大も始まり、今年もその影響を、特に前半はまぬかれないでしょう。それをしっかり乗り切ることももちろん重要です。

 

以前にも話しましたが、こういう時には「できることはすべてやれ、やるなら最善を尽くせ」というケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースの言葉はとても参考になります。

 

よくある短期的な目標は「売上高や利益を○○%伸ばす」というようなものですが、私はそのような目標を「総務部長が立てるような目標」と揶揄します。ピーター・ドラッカーが言うまでもなく、目標の第一は「マーケティングの目標」つまり、お客さまが何を欲しているかを見極め、それをどう提供するかの目標です。「お客さま第一」を標榜している会社ならなおさらです。数字第一ではないはずです。数字は、結果であって、お客さまや社会への貢献を十分に考えることが先決です。その結果が数字です。

 

そして、長期的な目標も必要です。企業の目的に基づき、将来にどういう姿になりたいかという将来構想(ビジョン)です。例えば「飲食業界で日本一の顧客数を獲得する」、「地域で最もシェアのある病院となる」などです。そして、短期計画はそれに基づいて策定されなければなりません。
短期計画の積み重ねの結果が長期のあるべき自社とならないのは明らかです。

 

これには、経営者の志も大きく影響します。そして、個人的な目標を設定することも大切です。毎日の仕事が忙しいと、どうしても、目の前のことにとらわれがちとなります。そして、毎日の仕事をこなしていると、それなりの充実感もあり、また、それなりの経済的な報酬もついてくるものです。

 

しかし、それだけではもったいない気がします。せっかく、自分の長所を活かして、何か社会にアウトプットをし、「なれる最高の自分」になって、周りの人や社会に貢献できるチャンスがあるのに、それをしないからです。『ビジョナリーカンパニー2』(J.C.コリンズ著、日経BP社)の冒頭にあるように「GoodはGreatの敵」ですから、現状のGoodな状態に満足していては、Greatにはなかなかなれません。そのためにも、短期的、長期的な目標が個人にも必要なのです。いずれにしても「散歩のついでに富士山に登った人はいない」のです。


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