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経営コンサルティングの株式会社小宮コンサルタンツ

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工場(コウバ)から一流の工場(コウジョウ)へ。社長と社員の間に立つコンサルの使命

お客さまとのストーリー
2021.04.01

漆喰の製造・販売・施工業を営む日本プラスター株式会社は、組織を次世代に移行するタイミングで改革に取り組むことを決意していました。奥山 浩司社長は、現状を変えるために小宮コンサルタンツの馬場 秀樹に相談。真の日本一に向けた取り組みについて奥山社長と馬場が振り返ります。

組織の次世代移行に合わせて人事評価制度の構築支援をスタート

▲小宮コンサルタンツ馬場(左)と日本プラスター奥山社長(右)

 

奥山 「経営者としてどうあるべきか考えて、もっと変わらないといけないと思っていました。良くも悪くもトップダウンの会社で、社員一人ひとりが有機的に動いていく理想的な会社を作っていきたいと考えていたんです」

会社の在り方に悩んでいた日本プラスター株式会社の奥山 浩司社長は、小宮コンサルタンツの代表取締役CEO小宮 一慶の本を読んだことをきっかけに、経営者としての悩みに対するモヤモヤが晴れていったと言います。

奥山 「事業は順調でしたが、長年一緒にやってきた工場長が定年退職となり、組織を次世代に移行していかなければならないタイミングでもありました。将来の事業構想のために組織のインフラを固めていきたいと考え、人事評価制度に手を加えることを検討していました。馬場さんとは、2019年の年末に初めてお会いしたときから、とてもウマが合うと感じましたね」

そして、コンサルタントの馬場と共に人事評価制度の構築に向けて動き出し、馬場が奥山社長のもとへ伺った際、他のコンサルタントと違う姿勢を感じたと奥山社長は言います。

奥山 「馬場さんは、話しているときに寄り添って聞いてくださるんです。これまでたくさんのコンサルタントの方にお会いしてきましたが、多くの方は良くも悪くもビジネスライクでした。しかし、馬場さんは初めて会ったそのときから、弊社をとことん知ろうとする姿勢が際立っていたんです。

馬場さんなら、私の持つ課題を一緒に解決してくれるかもしれないと感じ、思い切って私が考えていることを相談してみることにしました」

一方、馬場は奥山社長の熱い想いを感じていました。

馬場 「いろいろとお話をお伺いしている中で、会社のことをすごく熱く語られていたことが印象的です。奥山さんの車に乗せていただいた際、車のナンバーが『30ー80』だったことが少し気になりました。理由を聞いたところ『自分が辞めるまでに売上30億円、社員80名にしたい』という将来の事業構想を忘れないために、このナンバーにしたというお話をお聞きして、その想いの強さを感じたんです」

これまで日本プラスター株式会社は、奥山社長の強いリーダーシップで事業を成長させてきました。それは一方で、次世代のリーダーの育成ができていなかったという裏返しでもあったのです。そこで馬場は、ある提案をします。 

馬場 「人事評価は査定のためにするものではなく、社員に期待していることを示すもの。次世代のマネジメントチームをつくるためのプロジェクトとして進めていきましょう、と奥山社長に提案したんです」

社員に当事者意識を持たせるための取り組みとPDCAの重要性

▲経営計画の検討合宿の様子①

 

人事評価制度構築のため、馬場はまず半年ほどをかけて、月に2回訪問をしながら人事制度の設計を行っていきました。まずは、経営理念に基づいた人材像を定義するために各部の若手・中堅社員・部長14名にヒアリングを実施。その後、奥山社長や幹部の方々と対話を通じて人材像を定義していき、そこから等級の定義を行いました。

奥山 「社員に当事者意識を持たせるために解決したい課題がありました。社員に対して、栃木から全国へ、あるいは世界へということは言ってはいたのですが、社長が言っているからなあという雰囲気でした。社員も今ひとつ自信がなかったですし、社員が思っていることや、やりたいことを、うまく引き出せていなかった部分があったと感じていたのです。もっと自立的に自発的に当事者意識を持って行動できる強いチーム、組織集団にしなくてはいけないと考えていたんです」

そのために活用したいと考えていたのが、5年前から奥山社長がひとりで作っていた経営計画書でした。当時は、社員はただ単にそれを眺めているという感じで、自分たちの経営計画書として見てもらえていませんでした。

奥山 「経営計画書の検討に第三者の方が入ることについて、すごく勇気がいることでしたが、馬場さんに入っていただいたことは、すごく大きかったです。

馬場さんは、当社のことを良く理解してくださっているし、言葉数は少ないのだけれども、1つひとつの話・言葉がすごくみんなに腹落ちするんですよ。社員から見ると自分の想いを聞いてくれる、あるいは形にしてくれる人。馬場さんのすごいところは、相手の話を待つことが出来るんですよ。そして絶対に否定的な言葉を使わないんですよ。上手に前向きに言葉を導いてくれるんです」

馬場は、その理由をこう語っています。

馬場 「私のスタンスとして、『お客様の世界一のファンになる』ということが15年間コンサルタントの仕事をしていて大事にしていることです。奥山社長の話を聞いた時に、奥山社長が大事にしたい、実現したいと思っているビジョンが私にはすごくわかったんですよね。本当にそういう会社になったら素敵だろうなと思えたので、それを後押ししようと思ったのです。私のポリシーとして否定的なことを言うよりも、向き合うべきことに対して前向きになっていただけるということを大事にしていますね」

そして、奥山社長にも臆せず意見する馬場は、さらなる信頼を勝ち得ていきました。

奥山 「おそらく社員から馬場さんを見た時に、社長にべったりではないということがわかるんですよね。私の話について、ダメな時は、馬場さんはちゃんと言いますしね、臆することなく。馬場さんの話ってすごく的を得ているなという感覚があります。社長の単なる代弁者だったらうちにはいらなかったですからね」

合宿で目の当たりにした社員の意識の変化

▲経営計画の検討合宿の様子②

 

奥山 「さまざまな取り組みをすすめる中で、2020年に行われた合宿はエポックメイキングな出来事となりました。全社員で合宿を行い、馬場さんのおかげで社員からは課題意識のあるたくさんの意見が出ました。普段とても喋れないような社員たちがよく喋っていたのは印象的でした」

合宿で社員同士の対話ができたことで、経営計画書策定と人事評価制度構築をつなげられた、と馬場は振り返ります。

馬場 「日本プラスターさんがやろうとしていることが、漆喰の壁をお客様に届けていくということで、そこに仕事の喜びを持ってやっていけると思っていました。実際に取り組んでいる人もいます。そのことをちゃんと言葉にする、みんなで共有する、刺激し合うことが合宿で出来たらと思っていました。

あとは、奥山社長が話されていることをそのままスルーせずに、もやもやしつつもちゃんと考えることが出来たらいいのではないかと。そうやって仕事のことを考える、会社のことを考えることは楽しいことだと私は思っています。その想いをそのままみんなで共有したかった。

そこで、社長と幹部がそれぞれの部門のことを考えて検討してきた経営計画をベースに、部門ごとに目標・役割について話し合ったんです。また、その目標や役割を社員一人ひとりに落とし込んでいくために、部門ごとに社員同士がひざを突き合わせて対話を重ねました。そうしたプロセスを経て、経営計画の実践を組織力向上につなげることができたのだと思います」

社員が話し合う姿を見た奥山社長は、合宿での成果を感じました。

奥山「社員がいろいろと意見を出し、各部門それぞれが多くの課題を見つけることができました。経営計画書というものに対する当事者意識が以前よりは格段と上がってきたのだと思います。12、1、2月にはPDCA会議を行いましたが、すべて一連の流れに紐づいていて、社員は合宿をきっかけとして仕組みや流れを理解し始めていたと感じられましたね。

合宿は、PDCAのサイクルを動かそうと思う大きなきっかけになったんです。特に課長以上の社員は、PDCAに対する問題意識が上がってきていると実感しています」

変化が見られた社員の中でも、奥山社長が一番変わったと思ったのは工場長でした。

奥山 「工場長は言葉に力が出て、確信めいたものを内に秘めることができたのではないかと思います。工場長になって丸3年、一生懸命やってくれていて、僕からの課題についてもしっかり取り組んでくれています。

以前は、今の工場は『コウバ』だ。一流の『コウジョウ』を目指そう、とハッパをかけてきましたが、言葉に力が足りず、行動についても不安定なところがありました。今では明らかにやるべきこと、そこにどう向かえばいいか、そして工場をどう持っていかなくてはいけないのかという指針が明確になってきていると感じます。これからの変化率というものが楽しみですね」

真の日本一に向けて現状に満足せず停滞を打破する

▲漆喰の壁塗りの現場にて。この時はお客様も漆喰塗りを体験。

 

奥山社長は、社の使命や夢を明確に示しています。これらの使命や夢をもとに経営計画を進めていきますが、馬場はその一連のつながりを常に考えて熱く語り続けています。

奥山 「まだまだ私たちの状況はとても満足できるものとは言えません。このままでは動きが緩慢になり、現状に満足してしまってもおかしくありません。停滞は衰退です。そうではなく、次のステージに行くために、停滞を打ち破らないといけないわけです。

そのステージにどのように行けばいいのかを諭してくれる存在が馬場さんなんです。『これは少し違うのでは?』という、ちょっとした一言が大きいんです。

馬場さんには、私以上に見えているものがあると思います。もっとこうしていかなくてはいけないというところを、上手に指摘し、私たちの意識を変えてくれているんですよね」

また、馬場が会話の中でよく使う『そもそも』という言葉によって、ときには足を止め、考えさせ、振り返りを促してくれると、奥山社長は言います。

馬場 「日本プラスター株式会社には、日本一の会社になっていただきたい。もっと言うと、世界一の会社になっていただきたいですし、そうなれる会社だと考えています。だからこそ『そもそも論』を忘れないようにお付き合いしていくことが大切だと考えているんです。

第三者の視点で見ると、本当に向かわなくてはいけないところを忘れていませんか?ということがあるんです。そういうことを見つけたときに、声をかける、そしてそれを指摘し続けることが私の重要な役目の一つです。 今後はさらにもう一歩踏み込めるところまで踏み込んでサポートさせていただきたいですね」

まだ拡大の余地のあるマーケットの中で日本プラスターは確固たる地位を築いてきました。今後マーケット規模が現在の10倍になっても、常に日本一であらねばならないと、奥山社長は考えています。

奥山 「マーケットリーダーとしてこれからも必ず牽引していきますし、日本プラスターでないとそれはできないと確信しているんです。ですが、未知のステージに入り込もうとしているわけですから、勇気と決断、そして器量がともなうときは、馬場さんに指導してもらうことを期待していますね」

お互いを信頼し合い、真の日本一、そして世界一を目指す奥山社長と馬場。今後も目標に向けて歩み続けていきます。


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