
経営コンサルタント小宮一慶の毎日をお送りしています
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Vol_167
「オリンパスの上場維持はおかしい」
(2012.1.24)
東京証券取引所は損失の飛ばしを長期間にわたって行い、財務諸表を粉飾していたオリンパスの上場を維持することを決定しました。私はこの決定は、とてもおかしなものだと思っています。
まず、東証の判断理由は、最大で1235億円の損失を隠していたものの、それが上場廃止基準にあたる「債務超過」にあたらないからとしていますが、オリンパスの2011年3月期の純資産は、決算修正前のもの(つまり粉飾をしているもの)で1668億円しかなく、この粉飾額は非常に大きなものです。
この粉飾は、有価証券への投資の損失の粉飾であって、本業の営業利益には関わらないからという意見もありますが、そもそも株価はどのように形成されているのでしょうか。PER(株価収益率:株価が「純利益」の何倍かという指標)は投資家にとって株価を判断する大きな材料です。さらに……
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