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高まるミドルマネジメントの重要性

人と組織
2023.08.03

ミドルマネジメント、という言葉は、役職でいえば企業の「ミドル=中間」、つまり部長や課長といった中間管理職クラスを指します。ただし、ここでいう「マネジメント」職は、「管理」職という概念というよりも、経営視点を持ち、組織や人を活かす人、という意味合いを持ちます。実際に中小企業の部長クラスは、幹部といえる立場で経営をサポートしていることも多いと思います。

このミドルマネジメントが果たす役割が、かつてとは変化し、より重要になっています。

1.企業を取り巻く環境変化

企業を取り巻く環境が変化しています。環境というものはずっと変化をしているものではありますが、今起きているのは長期的な人口減少という、かつてない変化です。そして、モノやサービスが飽和しているという状況もかつてない状況です。
終身雇用を前提とした働きかたも急速に変わっており、働く人と企業の関係も、より工夫が求められるようになっています。

2.お客さまのニーズや変化を現場で掴み、判断する組織

お客さまのニーズが分かり易くビジネスモデルが出来上がっている場合は、トップダウンで、現場は確実に指示を実行することが求められていました。しかし、現在のビジネス環境では、お客さまの複雑化するニーズや環境変化をトップだけで把握し先読みすることは非常に困難になっています。
だからこそ、お客さまのニーズに対し、全社員がアンテナを張り、現場から得られた情報を社内で共有し、知恵を出し合い、工夫することが必要になります。
そして、現場から必要な情報を集め、判断し、柔軟にお客さまへ最適な価値提供を行っていくこと、また、その情報を経営の視点で経営者や幹部と共有し、正しい方向づけについての意見を出すことを担うのが、ミドルマネジメントに他ならないのです。

「ミドルマネジメントが中心となって、現場や上層部を動かす組織」がこれからの時代において一つの重要な形になっていくと私たちは考えます。

そのためには、ミドルマネジメント層がそれだけの力をつけていく必要があります。
経営という視座で考えるための学び、自分の時代とは異なる感覚を持つチームメンバーを活かし育成する力の獲得など、ミドル自身の経験や学びの機会の設計を行い、会社としても投資をすること、そしてその力を活かすような仕組みづくりを行っていくことが必要です。

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