コンサルタントになって10年。多くの会社を見て来た平野ですが、日本の中小企業が抱えている問題自体は、それほど対応が難しくないことも多いと感じています。

平野 「たとえば月に行く方法を考えるというように、問題自体が難しいわけではないんです。みなさんその問題に薄々は気づいているけれど、それを言語化できていなかったり、口に出していなかったりするだけ。それを明確にして後押しするのが、私たちコンサルタントの役割です。ただそれを進めるためには、やはり経営者との信頼関係がなければ成り立ちません」

何十人、場合によっては何百人もの社員の人生を背負っている経営者からすると、痛みを伴う改革を受け入れるのは簡単なことではありません。平野自身も経営の根幹にかかわる問題を手掛けるようになってから、自分の発言で、多くの人の人生が変わってしまうことに、怖さを感じていると言います。

平野 「この事業をやめましょう、この店をたたみましょうというとき、自分の発言で失業する人がいるかもしれない、不幸になる家族がいるかもしれないという怖さは、常にあります。だからこそ、自分がベストだという答えを出せるよう、普段から努力をするようになった。自分のためだけなら、ここまで勉強しないだろうと思うことが、今はできるようになりました。

怖さは今でもありますが、逆に成功したときの喜びは大きいし、人に頼りにしてもらえるのは人間としてもうれしいことです。私なんか、コンサルタントとしてまだまだ成功している部類には入りませんが、この仕事を心底おもしろいと感じています。来世でもやりたいぐらいの仕事です」

入社当時より人の役に立っている実感のある今が、人生で一番楽しく、それが毎年更新されていると言う平野。ただそれも、小宮コンサルタンツに在籍しているからこそだと言います。

平野 「コンサルタントはある意味自己完結できるので、個人事業主的な働き方になりやすいのですが、今の小宮コンサルタンツはチームとして、組織としての動きができています。

ひとりなら伸び代もそんなになかった気がしますが、それぞれに強みを持つ仲間がいて、さまざまなスキルを共有できる。だからこそ成長できている実感があり、その成長をお客さまに役に立てられている実感もあると思っています」

今後は、ここで得たスキルを、お客さまはもちろん世の中にも発信し、社会にも貢献していきたいという夢を持つ平野。多くの人の人生を背負う覚悟を持って、自らのレベルを高めて来たコンサルタントはさらなる高みを目指し、今後も成長を続けていきます。