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社長の想いが社員の意識と姿勢を変える。葛藤の先に見えたものとは──

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2021.04.05

環境緑化製品の製造販売を行う日本植生株式会社と株式会社小宮コンサルタンツお付き合いは、柴田 明典社長が小宮コンサルタンツの想いに共感したことがきっかけ。その縁がつながったのは小宮コンサルタンツの熊田 潤一が柴田社長の悩みに寄り添いながらセッションを開始したからでした。

コンサルタントチームリーダー    エグゼクティブコンサルタント
熊田 潤一 (くまた じゅんいち)
高崎経済大学経済学部卒業。明治大学大学院文学研究科史学専攻(日本史学専修)博士前期課程退学。
社会人のスタートはグラフィックデザイナー。一転、当時営業の世界で日本一過酷な環境と言われた教材販売会社で訪問販売営業、営業所長、支店長を歴任。その後広告マスコミ業界の法人営業を経て、NTTレゾナント、NTTラーニングシステムズにて人材・組織開発コンサルティング事業の立ち上げに参画。多数の企業の事業・組織変革の支援、その経験を活かし株式会社三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズにて新規コンサルティング事業リーダー、法人営業兼コンサルティングに従事後、小宮コンサルタンツ入社。現在に至る。

課題状況の把握で見えてきたもの

▲日本植生株式会社 柴田社長

 

日本植生株式会社と小宮コンサルタンツの出会いは、柴田 明典社長が偶然参加した、小宮コンサルタンツの代表取締役CEO小宮 一慶の講演会でした。講演の中の言葉が深く刺さったと柴田社長は当時を振り返ります。

柴田 「一般的な経営コンサルタントは、社員がもっと頑張ってもらうための手伝いをするような、どちらかというと経営者に良いことばかりを話す方が多かったんです。

でも小宮さんの講演を聞いて、とても経営者に厳しい方だと感じました。とても印象的だったのは『あなたのベンツのために社員は頑張っているんじゃない』『社員がやって許せないことは社長もしてはいけない』とおっしゃっていたことです」

その後、柴田社長は小宮コンサルタンツが主催する「経営実践セミナー」に参加。社員にもセミナーに参加してもらううちに付き合いが広がり、柴田社長はコンサルタントの熊田 潤一と出会いました。女性社員がもっと活躍できる会社にしたいと話す柴田社長から、熊田はジレンマのようなものを感じたと言います。

熊田 「日本植生さんが登場する書籍『日本で一番大切にしたい会社』を、私自身もこのような企業を育てる支援がしたいと思いながらよく読んでいました。すばらしい会社という印象だったので、どのようなところに課題があるのだろうかと思っていたんです。

柴田社長にお会いすると経営哲学をしっかりとお持ちで、人に対して愛情を持たれている方だと感じました。柴田社長は、創業者の高い志と使命感を受け継ぐ難しさを感じておられて、社員に自分の想いをうまく伝えられていないという葛藤のようなものを持っているように感じました」

柴田社長だけでなく、現場の方々の声も聞きたいと考え、熊田は日本植生の社員20名にヒアリングを行いました。ヒアリングの結果報告と提案を受けて、柴田社長は今後の方向性を確認できたと言います。

柴田 「それまでも自分で納得して、自分だけで進めることはできていたと思います。しかし、それだけだと自分で決めたことに納得感が足りない場合が多くて。自己満足ではないかと感じることがよくあったんです。

第三者であり、小宮さんのもとでコンサルタントをしている熊田さんにご提案いただけたことで、自分の考えの方向性が間違いなかったと確認できました。それによって前進できたのがとても良かったですね」

セッションでの気付きと社員の意識の変化

▲小宮コンサルタンツ コンサルティング事業部 熊田

 

熊田は、日本植生がさらに魅力的な会社になるためには、ふたつのことが欠けていると考えました。そのふたつとは、理念や存在意義について共感する場を意図的につくっていくこと、そして自社の未来を描き、そこへ向かって社員一人ひとりが主体的に動ける風土・文化をつくっていくこと。

そこで「未来創造セッション」と銘打ち、全社員を6グループに分けて、自社の強みと課題を共有するセッションを2020年2月から1カ月ほどかけてスタートさせました。未来創造セッションのテーマは「わが社のgood・bad」です。

熊田 「自社の現状を共有していくために『わが社のgood・bad』というセッションを行いました。自社の強み・良いところはどのようなことか、自社の弱み・課題は何か、部署も役職も年齢もバラバラのグループで対話をする形で進めていったんです。

その中で、これまでそういった場や機会はありませんでしたが、部署や立場が違えど考え方が似ていることに気付きます。良い点としては『社会的な意義のある会社である』こと、課題としては『人任せにしている雰囲気がある』との意見が多く出ていたんです。

印象的だったのは、セッションを通して認識を共有することで『自分たちが未来をつくるんだ、つくっていかないといけないんだ』と意識が変わっていった社員が多かったことです。

また、セッションの中で多くの社員に響いていたのは『仲間の採用と育成は全社員の仕事なんだ』という話でした。社員の多くから、『こういった場や機会が必要、もっとつくっていってほしい』という声が挙がってきました」

未来創造セッションは、社員の一体感を生むきっかけになりました。その後2020年7月から管理職向けに「次世代リーダー育成塾」をスタートさせます。半年にわたって毎月、2日間のセッションを1回行いました。そこで学んだことを実践して次のセッションの場で発表をしてもらい、それに対して熊田がフィードバックしていったのです。

熊田 「セッションを進めていく中で、管理職の皆さんが人材育成を自分自身がしないといけないと認識していることに気付きました。一方で、自分には無理という自信のなさや苦手意識、プレーヤーとして活躍しないといけないジレンマを持っていることがわかってきたんです」

 

社長の気持ちの強さが社員の意識向上をもたらす

▲未来創造セッションにて①

 

柴田社長は「次世代リーダー育成塾」のセッションを受けて、社員の変化を実感しました。

柴田 「取り組みによる変化は、人を育てることへの意識が高くなったことです。自分たちの仕事として責任を持って業務に当たらなくてはならないという自覚が生まれ、自分自身の振り返りなどを研修を通じてやってもらえたと思います。

今後、社員それぞれが自分の役割の中で活かしてくれると思うので、その変化を見たいですね。約半年でしたが、回を重ねるごとに『こういうことを研修で学んだんだろうな』という様子が日々の会話の端々に出てくるようになりました。

実際に人材育成についての悩みを持っている人たちが多かったんですが、セッションを通して学んだことをすぐに取り入れようという姿勢が見えて、やはり変化は確実に起きているんだと感じています」

柴田社長は、熊田が原理原則を大事にしている点に共感したと語ります。

柴田 「熊田さんもそうですし、小宮コンサルタンツさんは原理原則を大事にしていることをストレートに伝えてくださるんです。未来創造セッションのプログラムの順番も社員に伝わりやすいよう工夫されています。私が発表した後に熊田さんがそれをきちんと受けて話を展開してくれました」

熊田は、柴田社長の日頃の姿勢やコミュニケーションスタイルがあったからこそ、社員の行動変容が起きたと感じました。セッションの成功には、柴田社長の強い想いが影響しているのです。

熊田 「社員一人ひとりを気にかけて、何かあると面談をして相談に乗り、社員との距離感を縮めていこう、良い社風をつくっていこうという気持ちがとても強い方だと感じました。そういった姿勢に対して、社員の皆さんからの信頼感の高さを感じますね。

柴田社長は、創業者から一貫して引き継いでいきたいのは人づくりだと話をしていました。そこは本当にブレないなと。一方で、どうやって成果に結び付けていけばいいのか悩んでいたんじゃないかと思います。

今回の取り組みや社員の方々の変化を通して『人づくりを経営の軸に据える自分の考えは間違いではなかった』と柴田社長が言ってくださったことは本当に嬉しかったですね」

 

今後は幸せにつながるしくみづくりの構築に期待

▲未来創造セッションにて②

 

柴田社長が小宮コンサルタンツに期待するのは、新しいことに取り組むときのサポートだと言います。そして今後は、職場の環境改善に取り組みたいと語ります。

柴田 「新しいことへの取り組みを続けていくのは本当にエネルギーがいりますし、くじけそうになることもあります。どうしても他力本願になってしまうこともありますが、そこを小宮コンサルタンツさんにサポートしてほしいです。

本当は自分たちがやらなければなりませんが、やはり気持ちが後ろ向きになってしまうこともあるので、力を貸してほしいと期待しています。今後は、社員がより気持ちよく仕事できる環境をつくりたいですし、そうでなければいけません。そのための取り組みとして、セッションや研修をお願いしていきたいと考えているんです。

気持ちよく仕事ができる、やりがいを持って仕事ができる、それが社員の成果にもつながってくると信じています。私たちが仕事をするのは、成果を出して社会に貢献するためですが、その先にはやはり社員自身の幸せがないといけないんじゃないかなと思うんです。社員みんなの幸せにつながる仕組みをつくらなければと思います」

柴田社長の期待に応えるべく、熊田は今後も取り組みを続けていきます。

熊田 「最終的には、コンサルタントが必要なくなるのがベスト。そのために、もっと良い会社になれるとお客さま自身が感じられる状態にしたいんです。

内部だけでは気付かない部分や、乗り越えられない部分があるのも事実です。そういうところでお役に立ち、今、取り組んでいることやもっと良くなっていくためのことを実行していきたいなと。お客さまにもっと喜んでもらうために自分たちを自分たちで高め合う。

日本植生さんはそんな会社になれると思っています。そんなフェーズに関われるなんて、自分自身も大きな機会やご縁をいただけましたね」

お互いに信頼し合うふたりは、今後も会社をより良くするために挑戦を続けていきます。


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