新しいことを学び続ける人か否か | コンサルタントコラム | 中堅・中小企業向け経営コンサルティングの小宮コンサルタンツ
loginKC会員専用お問い合わせ

コンサルタントコラム

ホームchevron_rightコンサルタントコラムchevron_right新しいことを学び続ける人か否か

新しいことを学び続ける人か否か

経営のヒント
2024.07.24

様々な企業様とのお仕事やお話をするなかで、取り巻く環境変化に伴い自社がどう対応していくかということが論点になることが多くあります。お話するなかでも、決して規模の大きくない企業様にも関わらず積極的に変化へ対応され新しい取り組みを行われている企業様があります。
例えば、お客さまとのコミュニケーションでSNSを使った仕組みを構築するために、YouTubeなどの動画で学び自前で作り上げた企業様、工場でのある作業の可視化ツールを、一般的なソフトを使って試行錯誤して作り上げた企業様、新しいサービスを行うために必要な資格獲得をある社員が行い周囲の社員に知見を広げている企業様など。
こういった企業様に特徴的なことは、経営層の方や社員さんが、新しいスキルを身につけるべく自ら学習をされていることだと思います。

日本人は、社会に出た後に自ら「勉強する」習慣がないという調査結果があります。
例えば、パーソル総合研究所が行った「グローバル就業実態・成長意識調査(2022年)」では、「勤務先以外での自己研鑽をとくに何も行っていない」と答えた社会人の割合は、調査対象の18か国(アジア、欧米)の平均が18.0%に対して、日本は52.6%です。この自己研鑽には「読書」も含みますからちょっとした驚きです。
さらに言えば、国を挙げて、社会に出てからも学び続ける仕組みを作っている北欧諸国のような例もあります。
DXが進展しない、画期的なビジネスが生まれない、生産性が上がらないなど、日本の成長力が落ちている原因の一つはここにあるのではないかと感じます。

学びにも原理原則のような考え方の軸となる学びと、実務で必要なスキル系の学びがあります。大切なのは、その両方を学び続けることです。
今は学びを得よう、新しいスキルを身につけようと思えば、様々な機会が用意されています。外部の教育機関やサービスを利用することもできますし、ネット上でもいくつもの自己学習ができるサービスがあります。

 変化する外部環境に対応するには、学び続けるしかありません。
人も、歳の功だけでは通用しなくなってきています。学び続ける人か、そうでないかで大きな差が生まれる社会になってきていると感じます。
好奇心を持って、自身をアップデートしていける人になりたいものです。


お問い合わせCONTACT US

コンサルティング、セミナー、KC会員についてなど、
お気軽にご相談ください。