2007年から2020年までは、毎年この時期にお客さまをお連れしてグアムで経営計画策定の合宿を行っていました。その際には、毎年、このメルマガで「グアムの定点観察」という原稿を書いていました。コロナの期間を経て、円安もあって2024年からは場所を沖縄に移して、同じ経営計画策定セミナーを行っています。読谷村にある日航アリビラホテルを会場とし、4泊5日で行っています。3年続けて同じところで研修をしているので今回のメルマガは「定点観察」というタイトルでもいいかなと思いました。
まず、感じたことは、那覇空港でもホテルでも中国人が減っていることです。ゼロではありませんが、かなり減っています。高市首相の「存立危機」発言を奇貨として、習近平政権が日本への締め付けを強化しているせいです。これは春節を迎えての東京でも同じで、個人観光の中国人は地下鉄車内などで見かけますが、団体客が来ないため、繁華街でも中国人のプレゼンスは大きく下がっています。中国人の団体客を相手にしているホテルでは閑古鳥が鳴いているという話も聞きます。
一方、沖縄でも目についたのは韓国人の旅行者です。両国におけるシャトル外交が行われていることもあり、日韓関係はまずまずです。日中関係がかなりぎくしゃくしていることも相対的に日韓関係を良く見せている面もあるでしょう。
沖縄では、時期が良かったこともあるでしょうが、ホテルはほぼ満室が続いていました。それは、日本人観光客が多かったことです。昨年までは声の大きな中国人観光客に押されて目立たなかったのかもしれませんが、今年は、朝食会場などのホテル内では日本人のプレゼンスが目立ちました。シニアの方々だけでなく、若い人たちも結構いました。中には、そのホテルで結婚式・披露宴を行う方たちもいて、そのご両親なども楽しげでした。
少し違った見方をすれば、ハワイやグアムでの挙式が円安のせいでかなり高くなったということもあるかもしれません。
もうひとつ、気づいたことがあります。ご存じのように沖縄には米軍が駐留しています。ホテルの客室から外を見ていると、嘉手納基地へだと思いますが、米軍機が頻繁に着陸していくのが見えました。しかし、騒音がほとんどしないのです。グアムでもタモン湾に面する日航ホテルやアウトリガー、そしてウェスティンなどで研修を続けてきましたが、夕方になるとアンダーセン空軍基地に戻ってくる戦闘機や輸送機の爆音が聞こえたこともしばしばでした。
しかし、沖縄ではほとんど爆音が聞こえなかったのです。着陸に際しては一度海に大きく出て、そこから旋回して高度を下げながら着陸をしていましたが、ほとんど騒音らしいものは聞こえませんでした。沖縄の住民に配慮してそうしているのかは不明です。
グアムで研修していた時とほとんど同じ時期に沖縄で研修を行っていますが、沖縄といっても、この時期はやはりかなり涼しいです。寒い時もあります。でも、若い方は元気で、日差しのある時などは海で泳いでいる人もいました。
私はもちろん泳ぎませんでしたが、毎年、このように研修ができることに、お客さまや自身の健康に感謝しています。
小宮 一慶