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変化の時代の経営計画―3年計画を毎年見直す

経営計画策定
2023.08.02

皆さまの会社では、経営計画をつくられていますか?
中堅・中小企業様では、経営計画への取り組みや考え方もさまざまです。

  • そもそも経営計画は作成していない
  • 数値目標のみで計画を作成している
  • 来期単年度のみの経営計画を作成している
  • 中期経営計画まで策定している

皆さまの会社ではいかがでしょうか。

1.経営計画の意義

私たちは、基本的に経営計画をきちんと策定しましょう、とお伝えしています。
ミッションに従い、ビジョンを持ち、その目的・目標に向けて、どのようにしてそれを実現するかを担うのが経営計画です。計画なくては、高い目的も目標も達成することはできません。「散歩のついでに富士山に登った人はいない」のです。
ですから、数値目標だけの計画では、「どのようにして」実現するのかは分からないままなのです。

2.変化の時代と計画の時間軸

計画を立てるのに、どのような時間軸で考えたらよいのでしょうか。
より高い地点への目線と、未来への目線を持っていただくために、10年先ぐらいの目標やビジョンを持っていただくことをまずお薦めします。
そのうえで、そこへ到達するための3年先の地点目標としての中期的な計画を定めます。
この中期計画が、会社としての方向付けであり具体的な戦略となります。
その中期計画をもとに、来年度の計画をより具体的な実行プランを伴って策定するのです。

ここで注意が必要なことが2つあります。

<外部環境の変化について>

現在は、外部環境が目まぐるしく変化している時代です。予測もつかないことも起こります。3年という時間、同じ環境条件でいられることはないという前提で考える必要があります。

<実施からのフィードバックについて>

計画というものはあくまでも仮説です。実際にそれを実行すれば、予想とは違う現場からのフィードバックが必ずあるはずです。その現場からの実際の学びや気づきを取り込んで、さらにブラッシュアップしてこそ、実効性のある戦略として磨かれるのです。

これらのことを踏まえ、私たちは「毎年3年間の中期計画をたて、その1年目を行う」ことをお薦めしています。
未来志向で大きなビジョンに向かうことと、変化の激しい時代に対応しながら、確実に前に進む実行力の双方が必要だと考えるからです。

 

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