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転職者への支援を通して気づいた自分の特性。果敢に挑戦し続ける経営コンサルタント

入社ストーリー
2021.05.27

これまでHR系のコンサルティング会社などでキャリアを積んできた金入 常郎は、30代半ばで3度目の転職を決意し、小宮コンサルタンツに入社しました。入社の経緯は、仕事をしていく中で「自分の特徴はコンサルマインドが強いこと」と実感したから。そんな金入が今までで感じた気づきとこれから先のビジョンを語ります。

エグゼクティブコンサルタント
金入 常郎 (かねいり つねお)
早稲田大学社会科学部卒業。会計系コンサルティングファームのデロイトトーマツコンサルティング株式会社へ入社。経営支援システムの導入支援に関わり、その後、採用・組織コンサルティング会社などにおいて、採用支援、組織の中間層強化、企業のブランディング、新規事業立ち上げなど様々なコンサルティングやプロジェクトに携る。
現在は、中長期経営計画の策定支援、その後の実行支援に携わり、マーケティング・理念浸透・組織強化などプロジェクトに関わっている。

新卒入社して数年、仕事へのジレンマを感じ転職を決意

▲大学の体育会アイスホッケー部時代、とにかく負けたくなかった

小学校2年生から始めて、そこから大学まで13年間アイスホッケーをやっていました。アイスホッケーをやっていて身についたのは、負けず嫌いな部分ですね。

 

キャプテンをやる機会が多かったこともあるのですが、相手がどんなに強い相手だろうと、とにかくチームとして負けたくないという気持ちが強かったです。試合では、自分が勝負を決めるというよりは、全体を見て、不足しているところを補うことを頭においてやっていました。バランサータイプでした。

 

自分自身モチベーションが上がるのは、絶対に勝てる試合ではなく、勝ったら奇跡という試合。いわゆるジャイアントキリング、下克上ですね。そういったことを起こすチームに惹かれましたし、そういったチームを引き上げていくことにやりがいを感じていました。これは今の仕事にも通じる部分があると思います。

 

大学卒業後は、新卒でデロイトトーマツコンサルティングへ入社。実家が文房具の小売とOA機器の卸を親兄弟でやっていたのですが、うちは分家だったので、私が継ぐ必要はありませんでした。

 

一方で、経営には興味があり、将来、何かあったとき、力になれるようにという想いから、経営を支援する経験や能力を身につけたいと考え、コンサルティングファームへの入社を決めたんです。

 

2001年当時はSAPORACLEなどERP(基幹業務システム)全盛期で、その経験を通して、会計・生産・出荷・受発注などのビジネスがどういう流れで成り立っているのか、良く理解することができました。

 

それから3年ほど経ち、少しずつ仕事ができるようなってからは、ジレンマのようなものを感じるようになりました。

 

ひとつは、プロジェクトごとに仕事が途切れている点です。ひとつのクライアントに対して継続的にかかわっていきたいと思うようになりました。

 

もうひとつは、自分で責任を持ってコンサルティングがしたいという点です。パートナーやマネージャーが取ってきた仕事を納品するというスタイルではなく、自分で仕事を取りコンサルティングを行って、クライアントの成果に貢献したいと思うようになりました。

 

このような理由から転職を決意したんです。転職先は、採用・組織コンサルティング会社で、7年間務めました。

 

本当の意味で「お客さまの役に立つ支援」を追求して

▲採用・組織コンサルティング会社の仲間と

私が入社した会社は、若くてベンチャー的な社風だったため、比較的自由にやらせてもらえる環境でした。

 

初めの3年は、新卒採用支援のコンサルティングを担当。残りの4年は、クライアントのニーズありきで提案内容を考え、コンサルティングを行っていき、その中から新たなサービスを開発するという新規事業に関わりました。後者では、営業戦略の立案の支援をしたり、新サービスの企画とWebを絡めた集客の支援をしたり、管理職の方と一緒にマーケティング戦略を考えたり、販促物をつくったりといろいろやりましたね。

 

一番印象的だったのは、長野にある温泉旅館の組織再構築の仕事です。社員アンケートを取ったところ、社長に対する痛烈な批判があり、開けてはいけない箱を開けてしまったという感覚でした。

 

悩みに悩んだ結果、社長に謝ってもらうという提案をすることに。社員の方々に会社のことを考えてもらう会を開き、最後に社長からのお話の中で謝罪をしてもらうという企画でした。社長には「本当にやるのか?」と言われながらも、渋々引き受けてもらい、会がスタート。すると、社員の方々が真剣に会社のことを議論する様子を見ていく中で社長の心境に変化があり、最後のあいさつでは自然と「自分が悪かった」という言葉が。

 

そこから少しずつ業績も良くなっていきました。自分たちが関わることで社長は変わり、会社も変わるんだという、新鮮な体験でした。

 

しかしながら、モヤモヤした気持ちもありました。コンサルタントとして、クライアントには「こうしていきましょう」という話をする一方で、今思うと自分の中に「本当にこれでいいのか?」という不安があったんです。

 

若いメンバーの集まりで勢いはありましたが、明確な指針や考え方を提示してくれる人はいない環境でしたので、精神的な不安を抱えながらやっていたのだと思います。

 

そんな中、リーマンショックで会社の業績が大きく傾いてしまったんです。倒産寸前のところまで仲間と一緒にがんばったのですが、年収も下がり、家族に心配をかけられないという想いから32歳で2度目の転職を決意しました。

 

コンサルティングを行うことに不安を感じていた一方で、企業の支援をしていくことにはおもしろみを感じていたことから、ご縁のあった人材紹介会社へ入社。少数精鋭のプロフェッショナルな人たちがそろっている会社で、初めて高いレベルの中で仕事をするという環境でした。

 

中途採用をしたい企業への訪問と転職希望者との面対の両方を行うスタイルでの業務は、私にとって「真に役立ちたい」という想いがかなう魅力的な環境でした。上司から「本当の意味でお客さまの役に立つということは、そんなに簡単なことじゃない」とよく言われていたのを鮮明に覚えています。きつかったけど本当に勉強になりましたね。

 

今でも転職を支援した方と会う機会があるのですが、その職場で活躍されているという話を聞くとめちゃくちゃ嬉しいですし、金入さんのおかげですと言われることもあって、有難い限りです。

コンサルタントとしてイチから。難しい領域と向き合ったから見えたきた景色

▲若手リーダー層とのセッション後の懇親会にて

仕事をやっていく上でいろんな方の転職相談に乗るわけですが、そんな中で、「能力が一緒でも働く会社によってその能力が発揮されたり、されなかったりする」ということに気づきました。

 

そこで、自分自身に目を向けると、転職者の方にトコトン支援をするんですが、当然ながら、複数の人材紹介会社を使っていて、他社の人材紹介会社で内定が決まることもあります。

 

そのときに、プロの営業の人であれば、次に切り替えて動くことができると思うのですが、自分はショックを受けてしまい、なかなか切り替えができなかったんです。

 

やっぱり、関わる人に良くなってもらいたいですし、お互いがそう感じられる関係の中で仕事をしていきたいという想いは「営業マインドではなく、コンサルマインドなのではないか」と。そういった想いが日に日に強くなっていき、再度コンサルタントへの挑戦を決意しました。

 

もちろんブランクがあったので、コンサルになれるかどうか多くは期待していませんでしたが、自分の経験を生かせるのはHR系のコンサルティング会社だと考え、そういう企業を受けていました。すごく正直に話すと行きたいなと思っていた会社に落ちてしまったんです。その後に、エージェントから強く勧められた会社が小宮コンサルタンツでした。

 

小宮の本を読むと、コンサルタントとして自分がやっていたことや考えていたことが、間違っていなかったんだという気持ちになったんです。コンサルタントをしていた当時のジレンマを解決してくれる会社だと感じ、この会社に入りたいと思いました。そして、ご縁をいただき入社することができました。

 

ベンチャーのコンサルティング会社のときは、経営者と話すのは採用についてがメインで、経営をどうしていくかということに踏み込めていませんでした。また、経営のパートナーというよりは、技の部分で頼られる存在でした。

 

コンサルタントとして4年のブランクがあったこともあり、イチからスタートしようという気持ちが強かったです。一方でやるからには、ゆくゆくは、経営者の方と話をして、経営戦略を考え、実行を支援するという会社の方向づけに関わっていきたいという想いを強く持っていました。

 

今は少しずつそこに近づいてきている手応えがあります。入社当時は、会社全体的に社員教育をメインにサービス提供していたこともあり、その流れに沿って管理職強化の研修などのお仕事を行っていたのですが、現在はその企業の課題を見つけて、経営者に提案し、中長期の経営計画をつくるという領域にまで携われるようになってきました。財務分析に関しては、ほとんど経験はありませんでしたが、案件を行いながら勉強をして鍛えていきました。

 

難しい領域の新しい仕事は怖さもありましたが、ひるまずに飛び込んでいったという感じです。いろんなところで、さまざまな分野の仕事を経験することで、経営の方向づけに関わる経験・能力のパーツが揃ってきた感じです。

企業と一緒に。世の中に対して影響力のある存在に。

▲懇意にさせて頂いているお客さまと

30代半ばで小宮コンサルタンツに入社して、そこから丸5年が経ちました。入社当初に自分自身で目標を立てていたのですが、現状はそれをはるかに超える状態になっています。それは、自分ががんばったからというよりも、環境が良かったということが大きかったと感じています。

 

その中でも一番はお客さまですね。小宮の本や講演を聞いて会員になられた方々なので、経営に対する考え方が一緒なんです。小宮は長期的に見て、いかに良い会社をつくるかという考え方について話をしているので、会員企業さんはそこを目指しています。

 

会員企業さんは、業歴の長い会社が多く、財務体質も良い、業界の中で一目置かれている会社も多いです。そういった意味で、良い会社をさらに良い会社にする支援をできることが、今の会社の魅力であり、自分自身大きなやりがいになっています。

 

仲間の存在も大きいです。自分が採用担当で、経営コンサルタントとしての考え方を重視して採用してきたこともあるのですが、この歳になって、仕事で同じ夢を目指せる仲間がいることが本当に幸せだと思っています。

 

そして、採用した仲間は、みんなそれぞれの強みを持っていて、そうした領域での経験やノウハウを共有して、それを試していくことで自分の成長に大きくつながっているところがあります。仲間は、自身の力を向上させて顧客企業の力になりたいという想いが強く、そのためのインプットやアウトプットの質も高いので、そういった姿が自分の刺激になっていますね。

 

今年で42歳になりますが、40代の目標は、今、お仕事をさせていただいている経営者の方々をいかに勝たせるか。自分を信頼してお仕事を任せてもらっている方々なので、絶対に成功してほしいですし、そのための力になりたいという気持ちが強いんです。そこはなんとしても達成したいですね。

 

将来的には、社外役員や顧問を務め、さらに踏み込んだ経営の支援を行なっていきたいと考えています。その企業と一緒になって、1社でも多くの会社を成長させ、世の中に対して影響力を持つ存在となるよう支援をしていきたいと考えています。


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