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この逆境から学ぶマネジメントの本質

知恵のバトン
2020.11.24

前回のコラム執筆から約半年が過ぎました。この半年で仕事の手段は大きく変わり、1年前には想像がつかなかった働き方をしています。現在も我が国では感染者の拡大抑制と経済活動維持のせめぎ合いが続いていますが、この半年の逆境を機会と捉え更なる成長・成果に結びつけた組織と不運と捉えて後ろ向きに対処する組織がありました。経営という視点で見つめるとその企業文化ともいえるマネジメントの在り方によって大きな差が顕在化しました。

現在、わたくしは7社の次世代経営者及びリーダー育成に関わらせて頂いています。この半年間も「マネジメント」や「リーダーシップ」の講義や対話、そしてビジョンや戦略の策定と実践を含んだプロジェクトを規模・業界問わずさせて頂く機会を頂いています。そこで感じるのは「マネジメント」に対する考え方とそこからくる実践の違いです。マネジメントとは何をすることか。その父ドラッカーは何と伝えるか、著書の中からいくつか拾っていくと次のように仰っています。「マネジメントとは、人の強みを発揮させ、弱みを無意味にすることである。つまりそれは、人にかかわることである」、もう少し具体的には「マネジメントとは、マーケティング、イノベーション、生産性、人材育成、人、モノ、カネ、社会的責任など、成果の尺度を明らかにして、測定し、向上させることである」、その上でさらに「マネジメントとは、組織の外に成果をもたらすことである。優れた財・サービスの提供によって、世の中に貢献することである」と。人に関わること、そして最終的に世の中にとっての成果を上げることだと。そしてそのためには「組織の人間を成長させることである。つまりそれは、組織の人間の訓練と啓発にかかわることである。」とし、その方法として「組織の目的、価値観、目標を明確にしてから、周知徹底し、常時確認することである。つまりそれは、組織の目的にかかわることである」と。その上で私は端的に次のように伝えています。「マネジメントとは目的を共有し、組織・人を通じて社会やお客さまに喜ばれる成果をあげること」と。しかし、世の多くは未だにマネジメント及びマネジャーの仕事は「管理する事」と考えている方が大半です。故にそのような行動ばかりしています。テレワークが基本になった組織のご相談でzoomでどのように部下を管理すべきか、との声をよく聞きます。ご相談自体は有難いことですが、この質問の時点でマネジメントの本質からずれているのです。人はコントロールされると中長期的に生産性は下がります。まず働く仲間を尊重して初めて生産性も成果も上がる、この本質を見誤ってはいけません。人、組織が成長するから事業が成長し、その結果企業の目的である社会への貢献(雇用創出、納税など)も伴った「顧客の創造」が可能になります。このコロナ禍の半年、特に中間管理職と呼ばれる現場を預かるミドル層のマネジメントへの考え方と実践がこの逆境を更なる成長の機会としているのか、ただ仕方ないと留まっているのか大きな違いを生んでいます。皆さんの組織では仕事と成果をどのように捉えているでしょうか。今一度、この時だからこそ見直す機会にしては如何でしょうか。逆境こそ人間としての成長と世に貢献する機会、この解釈が逆境を乗り越え続ける土台だと私は祈っています。


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