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大河ドラマ「青天を衝け」から学ぶ企業のミッション、ビジョン

知恵のバトン
2021.02.09

このメルマガが配信される頃には、昨年の大河ドラマ「麒麟がくる」が終わり、いよいよ次の大河ドラマ「青天を衝け」が始まります。今回の「青天を衝け」の主人公は渋沢栄一で、24年度から一万円札となる事からも、最近は知名度が高くなっています。私は10代の頃に「歴史街道」という歴史雑誌で渋沢栄一を知ってから、「雄気堂々」(城山三郎著)や渋沢自身の著書「論語と算盤」、またその他の新書等を読み、非常に興味を持って接してきました。

渋沢は、現在の埼玉県深谷市の豪農の出身ながら、幕末には幕臣としてヨーロッパに派遣される等した後、明治維新後は一時政府高官にもなりましたが、ほどなく野にくだり実業家となりました。その後は第一銀行(現在のみずほ銀行)をはじめ、東京ガスや東京海上、王子製紙等、500以上の会社設立に携わり、「日本資本主義の父」とも言われています。またその他にも、学校設立や福祉活動にも精力的に関わりました。

私は、こうした渋沢の偉業の根源には、彼が持っていた「世のため、人のために貢献したい」という熱い志や信念があったと思っています。

これはまだ渋沢が深谷市の地元にいた時のこと、当時流行していた攘夷運動(日本から外国を追い払おうとする運動)に共感し、なんと高崎城を奪取して、武器を奪って横浜の外国人居留地を襲おうとしました(結局直前に中止になりましたが)。現代では非常にナンセンスに思いますが、当時は開国により物価が上がり、新しい病気がもたらされた事もあり、攘夷により世の中をよくしたい、というのもそれなりの理屈があったのです。私は大事なのは、「何とかして世の中をよくしたい」という思いを早い段階で渋沢が持っていた事だと思います。

その後、紆余曲折があって幕臣になった渋沢は、幕府からヨーロッパに派遣されます。そこでヨーロッパで大きな産業が発展する背景に、銀行等の金融制度と、多数の投資家からお金を集めて大きな事業を行う株主会社制度にあると見抜いた渋沢は、「日本の商工業発展の為には銀行や株式会社の設立が必要」と思い、その後の活躍に繋がっていくのです。

私は、渋沢のように、「何とか世のため、人のためになりたい」という思いがあり、その為にはどのようにすればよいのか、を考えるのは、現代の企業経営においてもミッション、ビジョンの根源になるのでは、と感じています。そしてそこから生まれる事業は、結果的にお客様のためにもなり、働く人も働き甲斐を感じるものになると思うのです。


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