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第4波に備えよ~資金の確保を

小宮一慶のモノの見方・考え方
2021.02.24

私は毎朝、日経新聞を読むときに、このところ特に注意して見ている箇所があります。それは、「世界各国・地域の新型コロナ感染者・死者数」という表の「米国」の数字の「前日比」の数字です。毎日の増加数です。この原稿を書いている22日(月曜日)は70565人です。このところ10万人前後の数字で減少傾向です。一時は連日20万人を超えていたのですが、ピークの半分から3分の1以下程度まで落ちています。しかし、少ない水準ではありません。米国では人口の10%以上にワクチンの接種が進んでいると言われていますが、それでもこの状況です。

一方、日本では、これまで新型コロナウイルスの3つの「波」を経験してきました。第1波は昨年の3月ころからです。4月から5月にかけては1回目の緊急事態宣言が出ました。第2波は、夏にやってきました。そして、昨年の11月あたりからまた感染者数が増えました。第3波です。今年1月からは11の都府県に対し2回目の緊急事態宣言が出て、現在も大部分で続いています。

この傾向を数字的に考えると、3から4カ月に一度「波」がやってきていることが分かります。そして、回を追うごとに感染者数が増えて、波が大きく高くなっています。

ワクチン摂取が30%以上に進んでいるイスラエルの数字などを見ていると、ワクチンの効果はかなりあるようですが、残念ながら日本ではワクチン摂取が進んでいません。医療従事者への接種がやっと始まりましたが、3月末までに終わらないと予想されています。当初の370万人に100万人程度が追加接種されるそうですが、それでも人口の4%程度です。高齢者への接種が4月から始まる予定でしたが、それもワクチン確保の問題などで、少し遅れると予想されています。数10%に達するには時間がかかります。

3月7日に緊急事態宣言が解除される予定ですが、気持ちが結構緩んでいることもあり、その後は感染が拡大するでしょう。もし、GoToトラベルなどが解禁されるとなおさらです。そして、ここまで述べてきたことをすべて勘案すると、3月下旬から4月にかけて感染の拡大が再度顕著となり、第4波となる可能性も小さくないと私は考えています。経済の崩壊も回避しなければならず、政府はこの先も感染と経済という非常に難しいバランスを取らなければならなくなります。

会員さん向けの早朝勉強会でもこのことはお話しましたが、飲食や旅行関係、イベント関連など、業績が厳しい業界の方は、しばらくは普段より多い手元流動性を持つことをお勧めします。もちろん私は感染症の専門家ではありませんので、私の予想は外れるかもしれませんが、保険の意味でも資金を確保しておいたほうがいいと思います。

この先のわが国の感染者数の推移とワクチンの接種の進行具合を注意深く見ていく必要があります。

【小宮 一慶】


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