コンサルティングストーリー
私のコンサルティングスタイルをご理解頂く為、過去のコンサルティング実績をベースとしたストーリーをご紹介いたします。
※本ストーリーは過去実績をベースとするものの、実際の特定企業の事例紹介ではありません
ストーリー1:事業戦略・計画策定
「計画はきっちりと作りあげたのですが、その後のモニタリング、フォローがおろそかとなり、結果的に計画が達成できませんでした」。これがお客さまとの初回ミーティングでのお話でした。確かに計画は精密に作り上げていらしたのですが、期の途中の外部・内部環境の変化に対して適切な対応できていませんでした。
そのような前期の結果も踏まえて、事業計画の策定にあたっては、期中に実行管理ができる計画作成に重点を置きました。
具体的には結果である財務数値の計画だけではなく、その見込みを予測する為の指標と、指標を改善する為の取組みを設定しました。「これまでは結果数値だけで、その見込みを確認する指標は不十分だったなぁ」というお客さまの声が計画作成の中では聞こえてきました。
計画作成後は月に1回、財務数値とともに見込み指標の実績の差異を確認し、差異がある場合には見込みを踏まえた取り組みを討議し、決めていきました。
「計画は所詮計画に過ぎない為、実行時にどう軌道修正できるように準備しておくことが必要だな」これが本取組みからの学びでした。
ストーリー2:財務改善
「急速な売上、利益減少により非常に経営が厳しくなっています」。これがお客さまからのご相談でした。どうしてそうなったのか、現状分析から開始しました。
事業全体や商品別・顧客別収益状況や社員へのヒアリング等から分かってきた事は、「売上拡大に向け、高品質路線から低価格路線に転換した結果、競争が激化し、売上と利益の両方が減少した」という事でした。
経営状態がこれ以上厳しくならないよう、早急に改善プランを作成しました。具体的には、従前の高品質・高価格路線に回帰する事と、売上拡大に向けて膨らんだコスト体質を改善するものでした。プラン作成はお客さまの経営幹部と共同で進めていきました。
改善プランの実施に向けては、従業員への説明会をお客さま主体で実施し、丁寧に理解を求めました。その際には、単なるコスト改善だけではなく、高品質路線回帰による収益向上も訴求しました。
財務改善に向けては、資金調達等のご支援も実施いたしました。資金調達に向けては改善プランも重要な決め手となりました。
このような取組みにより厳しい経営状態から脱却でき、財務改善を実現することができました。
ストーリー3:業務改革等
中小企業様を対象としたコンサルティングとして、「業務の標準化」と「売価ルール設定」のストーリーになります。
「業務の標準化」:「当たり前のやるべき事ができていない」地方のスーパーマーケットを経営するお客さまの嘆きでした。現状分析すると、店長の口頭・個別指導が店員教育のベースであり、指導内容のバラツキや抜け漏れに繋がっていました。業務を標準化する為、過去作成した(使われていなかった)マニュアルを更新し、また一覧化する事でチェックリストとして使えるようにしました。また、各項目と品質・コスト・スピードとの関連を評価する事で各項目を点数化し、店員評価にも使えるようにしました。これによりチェックリストを業務のベースとする動機付けができ、業務の標準化に繋がりました。
「売価設定ルール」:「どんぶり勘定で売価を設定しており、適正価格かどうか自信がない」地方の製造業を経営するお客さまのご相談でした。売価設定をルール化する為、費用を変動費(主に材料費)と固定費に分解した上で、数量見込みや目標利益額等を前提として、変動費に固定費・利益分を乗せて目標売価を設定するエクセルシートを作成しました。本シートの活用により、利益を出す為の売価のガイドラインが確認できるようになりました。
歴史・哲学を活用したコーチング
私は人間の歴史の中で揉まれてきた価値観や経験は未来を生きる人間にとっての資産だと考え、歴史や哲学等の学びも重視してきました。こうした学びから得られた教訓と、これまで蓄積してきたコンサルティングの経験、ノウハウを織り交ぜながら、企業様が目指す未来の実現のお手伝いをしたいと考えています。
企業様が目指す未来(ビジョン)の実現へのご支援に関して、具体的な方法
「歴史・哲学を活用したコーチング(歴史・哲学等から得られた教訓(例) + 私自身のコンサルティング経験・ノウハウ)」として、経営者様が抱える問題・課題に対し、アドバイスとして活用し、企業様が目指す未来(ビジョン)の実現へのご支援を行います。
※『歴史・哲学等から得られた教訓(例)』に関しては例えば以下の通りです。
リーダーシップ
最終的に成功した歴史上の人物の多くは、やり方は変える事はあっても、目標に対して情熱と執着心をもって粘り強く取り組み、またチームを引っ張る。
学習
敵対する競合であってもその強みを謙虚に学び、自組織の中に取り組んでいく組織は大きく成長し、最終的に成功する事ができる。
人間関係
自己が関わる人物に対する思いやりや誠実、規律等は信用・信頼の基盤であり、目標達成に向けた基盤である。