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自分事の拡張とKCクラブについて

知恵のバトン
2022.02.08

人間は基本、自分の周りのこと以外あまり真剣に考え取り組もうとしません。
これが、人間の本来の姿だと思います。私自身も間違いなくそうで、特に余裕がなく時間がない場合には自分のことばかり考えてしまいます。

 

とても難しいことではあるのですが、ここでなれる最高の自分になるために「自分事を広げる」と言うことが大切な考え方のような気がします。
例えば、結婚して家族ができて子供ができれば相応に自分事の拡張が起きます。例えば、皆さんのお子さんやご家族の誰かが、試験に合格をするとか何か喜ばしいことが起きた時は自分事のように嬉しいと思います。
また怪我をされたらそれは皆さんにとって皆さんが怪我した以上の心理的な苦痛になることが多いと思います。

 

「自分のことのように相手のことを思う」と言う事は、利他の始まりでもありまた自分自身を拡張できていると言うことになるのだと思います。

 

経営者の皆様や、部門や何かの組織のリーダーの方々は、その率いる組織のメンバーのことを家族と同じように自分事として捉えることができている、またはその必要性がある立場の方だと思います。
この考え方を拡張して、経営者の方にとってはお客さまについても同様に自分のことのように捉えることができれば、それは当然お客さまにとって自分事となる商品サービスやその他の価値提供につながるのではないかと思います。

 

このようにつらつらと、自分事について書いたのは、新聞の読み方についても同じことが言えると思ったからです。
つまり、新聞を読んでいても「自分に関連する記事」しか頭に入ってきません。皆さんは違うかもしれませんが私はかなりその傾向が強いです。
ただ、その「自分に関連する記事」でいうところの「自分」を拡張させることができればそれは新聞を読むことによるアウトプットの機会の拡張につながり、新聞と言うインプットが、どんどんと頭に飛び込んでくるようになります。

 

我々コンサルタントであれば、お客さま側に属する業界に関する記事は自分事のように飛び込んでくるようになります。
小宮コンサルタンツは会員組織なので、我々もよりお客さまに対する理解を深めて、会員様への価値提供や会員様の存在を広く理解するようになることによってアンテナの幅が広がることができるのではないかと考えています。

 

稲盛和夫さんは常々おっしゃる利他の心と言うものを、実践することによって具体的に仕事のパフォーマンスが向上する良い例だと思います。
稲盛さんのおっしゃる利他とは、自分ではない他の人を利すると言うことなのだと思いますが、自分と言う概念を拡張させることによって利他に到達する方法もあるのかもしれないとも思っています。

 

論語で言うところの仁の心は、万物を育む慈しみのある心です。人がそう育てるために必要な心で、私自身意識しながらもまだ体得できていない心です。自分を拡張させると言う考え方は、行くところ万物が自分と同化することとなり、人仁の心にも通じることになるのかもしれません。

 

KCクラブについては取り組みを開始してから3ヶ月ほどの時間が経ちますが、まだまだ道半ばで本当に読者の方のお役に立てているかどうか、試行錯誤しながら進めています。自己拡張が読者の皆さままで及び切っていないということだと認識しています。引き続き気を引き締めて臨んでいきたいと思います。
KCクラブの内容についてのご意見ご質問等ございましたら、ぜひお気軽にご連絡いただければと思います。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 

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