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カムカムエヴリバディと英語講座

小宮一慶のモノの見方・考え方
2022.04.12

NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が好評のうちに終了しました。安子、るい、ひなたの3代にわたる100年ほどの生活を描いた作品でしたが、戦争をはじめ、時代に翻弄されながらも前向きに生きる主人公たちに共感された方も多かったのではないでしょうか。

 

私は、ドラマのストーリーとともに、ストーリーの伏線をなしているラジオの英語講座にとても興味を持ちました。主人公の3人は、それぞれNHKのラジオ番組で英語を勉強したのですが、実は私も英語はラジオで勉強した一人だったからです。

 

私の英語とのかかわりは、多くの方と同じく中学校に入学したときです。大阪の郡部にある公立中学校でした。中1のときの英語の先生が、米国での滞在経験をお持ちの男性で、本格的な発音の英語を教えてくださいました。教室での教科書の朗読はオープンリール(と言っても若い方は分からないと思いますが)のテープレコーダーでした。先生が熱心な方だったので、はじめて習う英語にとても興味が持てました。もちろん、外国などというのはテレビで見るくらいで、まさか自分がその後に米国に行くなどとは夢にも思えない時代でした。

 

中1の夏ごろだったでしょうか、クラスの友達がNHKの「基礎英語」というラジオ番組を聞いていて楽しいというので、私も興味本位に中学校の売店で売っていたテキストを買って聞き始めました。確か15分ほどの番組だったと思います。学校の授業でも習っていた部分もあったので、とてもすんなりとラジオ番組に溶け込めました。

当時は、塾もないようなところに住んでいたので、学校以外に勉強の手段を持たない自分にとってはとても新鮮で刺激的でした。中2になると、その続きで「続基礎英語」を聞き始めました。学校の授業よりも先に進んでいくので、英語が自然と得意科目となっていきました。

 

3になるともう中学生向けのラジオ講座がなかったので、NHKの「英語会話」というラジオ番組を聞き始めました。ちょうど、それまで担当されていた有名な講師が変わったタイミングで、東後勝明先生が担当され、米国人の女性とのコンビでした。会話ということをそれまであまり意識していなかった私にはとても刺激的でした。

1972年4月、ちょうど50年前の今頃のことなので、それほど正確には覚えていませんが、確か第1回目の放送のときは、”Hello.” のあと、”Is Junko in?” ”Yes, come in.” “Thank you.”だったと思います。とにかく聞いていて楽しくて、ほぼ毎日聞きました。今でも番組の冒頭のメロディーを思い出せるくらいです。その後、高校卒業まで「英語会話」の番組を聞き続けました。

 

私が、たとえば、『道をひらく』をここ30年ほど毎夜読み続けるように、やりはじめたことが結構続くようになったのは、おそらく、「基礎英語」、「続基礎英語」、「英語会話」を毎日決まった時間に聞き続けることができたことも大きいかもしれません。

 

その後、大学生だった79年にひと月ほど米国カリフォルニア州の米国人家庭にホームステイしたり、海外関連業務の多い東京銀行に勤めたり、84年から2年間ニューハンプシャー州にあるビジネススクール(経営大学院)に留学したり、カンボジアPKOに行ったりしたときにも、全く十分ではないものの、英語が役に立ったことは言うまでもありません。これも、ラジオ講座のおかげが大きいと思います。

 

今では、あまり英語を使う機会がありませんが、3年連用日記を、これももう30年ほど書き続けていますが、英語を忘れないためにも英語で書くことにしています。朝ドラで、主人公たちがラジオで英語を勉強するのを見て、ふと昔の自分を思い出しました。


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