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次世代のリーダーを育てるということ

経営のお役立ち情報
2020.12.14

この8年ほど、次世代のリーダーを育成する仕事をご支援させて頂いています。次世代リーダーの育成対象は具体的には現役員、幹部候補の部長、課長層のミドルが中心となります。私自身がリーダーとして育成に携わる機会を得たのは約20年前に遡ります。完全歩合(フルコミッション)という、生きるか死ぬかの真剣勝負の世界でした。当時20代後半、若くして営業課長、営業所長、支店長として悪戦苦闘、失敗の連続でした。最終的にメンバーに恵まれ全国トップの営業所になった時、人は何歳になっても変わることが出来る、そしてリーダーの共に働く仲間の人生に与える影響は計り知れないことに気づきます。その中で得た知見に加え、コンサルタントとして業界業種、規模を問わず企業内のリーダー育成に関わらせて頂いた中で、次のようなリーダーを一人でも多く育てたいという思いが私の中に強くあります。因みにわたしは新入社員であってもリーダーを志すべきだと考えています。

▼私の考えるリーダーの要件(こういう人は皆リーダー)
【1】次世代の社会、会社に明るく豊かな時代を引き継ぐことを人生の目的としていること
【2】次の世代のリーダーを育てることに関心のある人
【3】面従腹背ではなく、ついてきてくれるメンバーがいること
【4】組織全体の成果に自身が最高の責任を負う覚悟があること

上記は「どのような思いで仕事をしているのか、生きているのか」を軸にしています。より能力・行動として具体化すると以下の3点になります。

  • リーダーは志、使命感(思い)によって仕事をする人、
  • 何が正しいのか、世の為人の為になるのかを軸に行動する人、
  • そして人・組織に成果を上げさせる人(真の働きがいを与えられる人)

 

私塾も開いておりますが、コンサルタントとして長いお客さまだと7年間、次世代幹部育成を継続して頂いており、その中から実際にミドルから役員へステージを変えた人、経営者になられた方もおられます。私のリーダー育成には独自のモデルがあります。無論、正しい考え方や原理原則を踏まえた上ですが、一枚の絵で表すと次のようなものです。

基本的には以下の6つを自己に内在・実践して頂くための研修や対話を繰り返します。

1.土台となる正しい考え方を深く理解する

2.基本精神を鍛える

3.人生の目的(志)・企業の使命・ビジョンを深く考え認識する

4.人を育てる力を育む

5.目的・ビジョンを実現する戦略(目標と計画、シナリオ、ストーリー)を立てる

6.組織・人を通じて成果を上げる

人間である以上、誰にも強み弱みがあります。しかし上記6つはどのような強み弱みがあろうと、リーダーとして必須の条件としています。具体的にはもう少し細かい要素もありますが、この6つは次世代のリーダーとしての責務を深く認識した者のみが得るリーダーとしての要件です。

まず、正しい考え方と基本精神ですが、この2つは常にリーダーとして率先垂範するとき、ビジョンを描くとき、組織で或いはお客さまとコミュニケーションするときなど、様々な場面での言動の根幹になります。シンプルに私は次のように申し上げています。「世の為人の為になる事かどうか」「お客さまにとって価値あることか」、そして「働く仲間の喜び、働きがい、そして人生の豊かさに繋がることかどうか」、このことを常に自身の精神に内在させることができているかどうかを問います。

 

私は日本経済の停滞を国の政策もさることながら民間企業の在り方にも原因があったと考えています。例えば私なんかより優れた知識、ビジネススキルを持った方はごまんとおられます(当たり前ですが…)。しかし、残念に思うのは目の前のその場その場の仕事に追われて、何のためにやっているのかを忘却したまま、目的、ビジョンが見えない組織を生み出して無駄に個々のパフォーマンスを下げている例が余りにも多いことです。故に、人や仕事を管理することに長けた、或いはそのことばかりに注意を向ける所謂“管理職”と言われるミドルが沢山生み出されました。これは生産性という考えで言えば、その分母であるインプットを減らす、効率を上げるという部分ばかりに終始し、分子にあたる付加価値を高めるという姿勢が薄いミドルがあまりにも多い。働き方改革でも垣間見れる光景ですが、ここに経済の停滞要因の一端があるように思うのです。厳しい言い方をすれば、効率ばかりを是とするマネジメントの跋扈は先人が残してくれた財産を食いつぶしながら生き長らえているようなものです。

 

仕事において、新たな付加価値創造はどのようなリーダーから生まれるのか。私の個人的な考えになりますが、それは2つのタイプのリーダーがいることが重要です。一つは、土台として歴史を学び、深い報恩感謝の念を抱いているリーダー。もう一つは未来への心からのありたい姿への好奇心、強い思いを抱いているリーダー。何れもそこには人間中心の優しさと厳しさが両立しています。目の前の仕事に追われているだけでは身につかない、リーダーとしてのありたい姿を、広く世に行き渡らせるべくモデル化し、次世代にその土台を遺していく。今後も同志を得、切磋琢磨する中でこのモデル磨き続けていきたいと強く思うのです。

 

今後も本稿でお示しした次世代リーダー育成モデルについての事例、具体例など共有して参ります。お読みいただき、有難うございました。


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