このメルマガでは、長い間この時期には「グアムの定点観察」のお話を差し上げていました。コロナの影響を受け始めた２０２０年２月が最後のグアム合宿でしたが、その年まで１４年連続でグアムでお客さまに集まっていただき、経営計画策定の合宿を行っていました。多い時には５０名ほどのご参加がありました。そして、毎年の合宿が終わった直後の今の時期に、「定点観察」と称してグアムの様子などのメルマガを出し続けていました。
コロナがひどくなった２０２１年は合宿そのものを中止し、昨年は福岡で合宿を再開したものの、3泊4日の期間中は「バブル方式」ということで、ホテルで缶詰めの研修でした。食事もすべてホテル内のレストランで採るという状況でした。「東京か大阪のホテルでやってもいいのでは」という意見もありましたが、コロナ禍でも、あえて普段と違う場所に行き、セミナーを開催することが大切と思い福岡で開催した次第でした。
そして、今年はコロナもだいぶん収まったので、グアムでのセミナー開催復活を画策しましたが断念しました。一番の問題はコストでした。
毎年セミナーを開催していたホテルの料金は、米国のインフレ（グアムは米国の準州）と円安が重なり5割以上の高騰、レストランも同様でした。また、飛行機も減便しておりかつ料金も高いということが分かりました。
そこで私たちは、グアムでなく沖縄で合宿を開催することにしました。今年は３５名ほどのお客さまがご参加されました。
会場としたホテルの前に広がる青い海はグアムと同じ。ホテルやレストランの人たちも親切で、英語を話す必要もありません。飛行機の便も多く、搭乗手続きも楽です。
一夜は、地元のバンドの歌を聞きましたが、皆さんとても感動されていました。
また、コロナが収束に向かっていることもあり、本土からの観光客も増えている様子は、那覇空港やホテルの賑わいから分かります。
一方、ホテルの外では、ときどき米軍機が爆音をたてて飛ぶ音がしますが、これもグアムと同じです。ホテルやその近辺でも米軍の軍服を着た人たちを何度か見かけました。空港との往復やホテルを出て食事に行くときなども嘉手納などの基地の前を通りますが、沖縄にいれば、米軍や基地問題を考えざるをえません。
いずれにしても、グアムにはグアムの良さがあり、沖縄には沖縄の良さがあります。毎年グアムに来られたいたお客さまの中には「沖縄もいいですね」と言われた方もたくさんいらっしゃいました。それに気づいたことが大きな収穫だと思います。沖縄に限らず、国内でも良いところがたくさんあるのです。
来年以降もしばらくは沖縄で開催する可能性が高いですが、それぞれの地域の良さや特性を認識しながら開催場所を決めたいと思っています。