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生きとし生けるものは幸せであれ

今週の「言葉」
2024.12.13

毎朝のルーチンとして、神棚に手を合わせています。気持ちを入れ替えるためです。「今日も1日よろしくお願いします。生きとし生けるものは幸せであれ」と心の中で唱えます。この言葉、お釈迦様の言葉です。…となると、神棚に向かって唱えるのもどうかと思うのですが、経営の考え方の根幹にある「生成発展」につながる言葉なので、毎朝唱えて言い聞かせています。

きっかけは、NHKのラジオでした。土曜の朝、ゲストの方が世界を旅した経験を語ってくれるコーナーがあります。確かインドだったと記憶していますが、寺院で「生きとし生けるものは幸せであれと願ってほしい」と言われたそうです。この世に生きているものは、人間を含めみな太陽や大地からエネルギーをもらっている。つまり、生かされている。みんなが幸せになるようにと願い、努めることで、自分も幸せになるのだと諭されたそうです。

私たちは、経営の原理原則として「生成発展」という言葉をよく引用します。世の中は生成発展している、その原理に逆らうような生き方はうまく行かない。素直に従えば、自然とうまく行くようにできている、と。「生きとし生けるものは幸せであれ」という言葉を聞いて、本当の意味で生成発展が実践できているだろうかと自らを省みました。
自分自身が仕事で成しとげたいこと、やりたいことを探求できているし、それが好きでやっています。一方で、それが私たちが生きている世界のどんなことに役に立っているのか、どんな貢献につながっているのか、いつも考えているわけではないと思いました。
だからせめて毎朝のルーチンにしようと思いました。ラジオでは、「自分のことを神仏に願うのは構わない。その後で生きとし生けるものの幸せも願ってほしい」という話もありました。

新年を迎えるにあたって、今年を振返り、自分のありたい姿を願うことに加えて、世の中の幸せにも目を向けていきたいと思います。


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