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今、ここ、自分(即今、当処、自己)

今週の「言葉」
2022.11.04

私は普通の人よりもストレスを溜めにくい方だと思います。

別に生まれつき楽観的でストレスを感じない方なのかというとそういう訳でもありません。

かつては仕事の人間関係や家族のことで悩み、イライラして寝られないということもありました。

 

そんなストレスフルだった自分が変わるきっかけになったのは10年ほど前に般若心経の勉強をしたことがきっかけです。般若心経の勉強をする中で「今、ここ、自分(即今、当処、自己)」という禅の言葉を知りました。この言葉の意味は過去や未来に囚われず、今自分ができることに集中して生きなさいということです。

過去を後悔したり他人の言葉に腹を立てたりして気が滅入ることや、将来の不安が頭から離れず何も手に付かなくなることがあると思います。しかし過去や未来に囚われ過ぎると、大切な「今」という瞬間を無駄にしてしまいます。

 

失敗した過去を反省し、長期的に物事を考えることは必要です。しかし、反省し将来を見据えてやるべきことを決めたら、頭を切り替えて今やるべきことに集中すべきです。なぜなら過去も未来もコントロールできないからです。コントロールできないことはいくら悩んでも変わらないので考えるだけ時間の無駄です。かつての同僚でも、とても頭が良いのに成果があがらない人がいました。彼はいつも過去の失敗を悔やみ、必要以上に未来を憂いていました。結果的に大切な今に集中できていなかったのでしょう。

 

「今、ここ、自分」という言葉を学んで10年以上経ちますが、ストレスで寝付けなかったという記憶はありません。変に物事を引きずり、精神的に疲弊することもなくなりましたし、必要以上に不安に苛まれることもなくなりました。目の前のやるべきことに集中できるようになり結果的に生み出す成果も格段に上がりました。

生きていると本当に色んなことがあります。しかしより良い未来を実現させるためにも、「今、ここ、自分」に集中して生きていきましょう。


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