米国OpenAI社が2022年に発表した対話型AI「ChatGPT」をご存じでしょうか。
先日、Microsoft社は開発元への投資を発表するとともに、このAIをさらに発展・活用した新たな検索エンジン「Bing」とWebブラウザー「Edge」を発表しています。他方、Google社によるAIを使った自動応答ソフト(チャットボット)の「バード(Bard)」が不正確な回答を生成したことでAI活用がMicrosoft社に遅れるのではないかとの懸念が広がり、米Alphabet社の株価が急落するというニュースがありましたので、ご存じの方も多いと思います。
さて、このChatGPTはどれほどの実力なのでしょうか。
試みに、「良い会社」とは何でしょうか?と訊ねてみました(2月13日実行)。
以下、回答そのままを載せてみます。
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「良い会社」の定義は、人によって異なりますが、一般的には以下のような特徴を持った企業とされています。
- 顧客満足:顧客に満足してもらえる商品やサービスを提供することが重要です。
- 社員満足:社員が幸せで働きたい環境を作り出すことが重要です。
- 社会貢献:社会に貢献することが重要です。
- 適正な販売価格:顧客に適正な価格で商品やサービスを提供することが重要です。
- 公正かつ透明な取引:公正かつ透明な取引が行われることが重要です。
これらは「良い会社」の特徴とされるものであり、個々の人によって異なる要素が重視されることもあります。重視される要素は、社会や文化、時代などによっても異なる場合があります。
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誤表現が無いことはもちろん、意味の通る長文の日本語が返ってきました。
内容的にも違和感のないものと感じますし、回答は衆知を集めた結果であるとして、(列挙の順番にも意味がある想定で)2番目に「社員満足」がきているところ、この要素は「良い会社」にとってのより大事なことなのでしょう。
なお、当社が考える「良い会社」は、①お客さまに喜ばれる商品・サービスを提供して社会に貢献する会社、②働く人が幸せな会社、③高収益な(付加価値の2割の営業利益が出る)会社です。
率直な感想として、回答内容の水準は高いと思いました。中小企業様も、AIというものをお客さまへの価値提供の場面、あるいは社内の業務にどのように(さらに)活用していくのか、本気で検討してみるべきタイミングが近づいているかもしれません。