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「今日、一日の区切りで生きる」

知恵のバトン
2024.02.27

今回は「今日一日を生きる」ことについてお伝えできればと思います。
デール・カーネギーの「道は開ける」という書籍に書かれていることです。
ジョン・ホプキンズ医科大学の創立者であるサー・ウィリアム・オスラーの言葉です。
「未来 ーまだ生まれていない明日ー を占め出すのです。そうしてこそ、諸君は今日も安泰です。過去と縁を切ることです。息絶えた過去など、死者の手に委ねましょう。
明日の重荷に昨日の重荷を加えて、それを今日背負うとしたら、どんな強い人でもつまずいてしまうでしょう。 中略 前と後ろの大防水壁をぴたりと閉ざし、
『今日、一日の区切りで生きる』習慣を身につけるように心がけるべきでしょう」

経営も人生もそうですが、先のことを考えて行動することがとても大切であることは言うまでもありません。
一方で、先のことは変わりゆく外部環境もあり、完全に読めることはあり得ません。
地政学的なリスクは災害も、まったく起こらないとも言えません。
インフレが進み原価高で、人手不足で採用が難しくなっていることなど、足元でも経営の悩みは尽きません。
私達コンサルタントも将来のビジョンを描き、外部環境の変化を踏まえた戦略を描きましょうとお伝えをしています。

「今日、一日の区切りで生きる」ことは、明日や未来について準備する必要がないと言っているわけではありません。明日や未来の準備をする最良の手段は全知全能を傾けて、
今日の仕事を今日中に仕上げることであると説いているのです。
将来ビジョンを描くことを、今日の仕事と捉えてそこに時間を集中して取り組むことも今日の仕事です。
しかし、そこで決めたことについて、変動要素についてあれこれと悩みすぎても仕方がないということです。
また、今までできなかったことをあれこれと悔いても仕方ないということでもあります。
将来ビジョンを描くこと、それに基づいてアクションすることを決めたならば、それ以降の「今日」やることが変わってきます。また、過去の反省をしたならば、
その反省を活かした今日の生き方が変わってきます。日々に流されることが、今日を全力で生きることではないのだと考えます。
よりよい「今日」の積み重ねが、過去からの学びも活かし遠い未来に影響を与えるので


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