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新卒社員が良いスタートダッシュを切るためのカギとは?

経営のヒント
2026.04.13

4月に入り、新卒の新入社員を迎えたという会社も多いのではないでしょうか。

新卒社員の方々が、良いスタートダッシュを切るためには、いかに早く学生気分を抜け出せるかが大事なことだとこれまで見てきた多くの若手社員の方々から実感しています。そこで今日は、どうすれば、早期に学生気分を抜け出し、社会人としての良いスタートダッシュを切れるのかについて考えたことをお伝えできればと思います。

■学生と社会人の一番の違い
早期に学生気分を抜け出せる人の特徴を見ると、学生と社会人の違いにいかに早く気づいているかという点が挙げられます。

「学生と社会人の違いとは?」という問いを新入社員の方々に投げかけると、

・学生時代は時間が自由に使えたが、社会人になると制限や決まりがある
・学生時代は好きな人と過ごせばよかったが、社会人になったら知らない人や苦手な人ともつきあわないといけない
・学生時代は責任は一人だったが、社会人になると会社や組織の一員としての責任が発生する
・学生時代はプロセスが評価されたが、社会人になると結果で評価される
・学生はサービスを受ける側だったが、社会人はサービスを提供する側になる

というようなことが挙がってきます。

この中で、私が考える学生と社会人の一番の違いは「社会人は、結果が求められる」ということ。仕事ができる社会人の方々とお会いしてきた中で強く実感している点です。

学生の時は、「がんばったな」、「楽しかったな」、「ここまでできたら上出来だよな」でよかった。しかし社会人になるとそれではうまくいかない。ここに早く気づけるかどうかが、社会人として早期にスタートダッシュを切ることができるかの分岐点だと考えています。

■学生と社会人だと「行動の思考」が違う
なぜ「結果が求められる」ことを早く気づくべきなのかというと、それは「行動の思考」にかかわることだからです。

学生は「積み上げ」
社会人は「逆算」

学生は、積み上げてどこまでいけるかを考えて行動する傾向が強い。
社会人は、求められている結果を出すために何をすればそこにいけるかを考えて行動する傾向が強い。

だから、学生の行動の思考では、社会人としての結果は出ない。

では、社会人で言う「結果」とは何なのでしょうか?

そこで考えたいのが、「仕事とは何なのか?」という問いです。言い換えれば、仕事の本質とは何なのか、仕事をどう捉えたら良いのかということでもあります。私はこう考えます。

「仕事の本質は、誰かの役に立つこと」

誰かの役に立つからこそ、その対価としてお金(報酬)をもらうことができる。言われたことや決められたことをやることが仕事でもなく、相手の役に立つために考えて動くことが仕事と言えるのではないでしょうか。

「誰かの役に立つ」の「誰か」は、ひとつは「お客さん」、もうひとつは「働く仲間(従業員)」。働く仲間が入っているのは、例えば総務の方であれば、営業や製造などの社員の方々が働きやすくなるようにサポートをしていて、間接的にお客さんの役に立つことをしていると言えるからです。

なので、「結果を出すこと=誰かの役に立つこと」
その誰かとは1.お客さん、2.働く仲間(従業員)の役に立つこと。それができれば、結果が出ていると言えると考えます。

そう考えたときに、次の問いも考えてみたいと思います。「誰から給料をもらっているのか?」というものです。給料は「会社からもらうもの」と捉えがちですが、上記の「誰かの役に立つ」という視点に立てば、給料は「お客さんからもらうもの」と捉えることができます。お客さんの役に立てなければ、売上は上がらず会社は給料を払うことができません。

■働く目的をどこに置くか?
もうひとつ考えたいことがあります。それは「何のために働くのか?」という問いです。この問いについて聞いてみると、多くの方が「お金のため、生活のため、家族のため」と答える傾向があります。

この問いに併せて私は、もうひとつの質問を投げかけます。それは「生き生きとした充実した仕事人生を送りたいか。それともやりたくない仕事を耐える・耐え忍ぶ仕事人生を送りたいか。どちらを望みますか?」というものです。

学生から社会人になると、40~50年働くことになり、その多くの時間を仕事に費やすことになります。その時間が、生き生きと充実した時間になるのか、それとも嫌だな・大変だなとつらい時間になるのかは、その人の人生を大きく左右することになります。

「生き生きとした充実した仕事人生を送りたいか。それともやりたくない仕事を耐える・耐え忍ぶ仕事人生を送りたいか。どちらを望みますか?」

この質問をすると、ほぼ全員が前者を選びます。

ここで見ていきたいのは、「お金のため、生活のため、家族のため」を働く目的にしている人は、「やりたくない仕事を耐える・耐え忍ぶ仕事人生」を選んでいることになってしまっているという点です。多くの方が「生き生きとした充実した仕事人生を送りたい」と思っているのに、そうならない仕事の目的を選んでしまっているという現実です。

では、何を働く目的に置けば良いのでしょうか?
それが先述した「誰かの役に立つ」ということです。例えば、お客さんの役に立つことができれば、お客さんから「ありがとう」・「よくやってくれたね」・「あなたのおかげです」と評価されます。評価されるとやってよかったという「やりがい」を得ることができます。そして、お客さんから評価されているので、会社からも評価されます。会社から評価されたということは、給与が上がる可能性が高まります。

「お金のため」という目的にするよりも「誰かの役に立つため」ということを目的にしたほうが、結果的に「お金が入ってくる」という矛盾しているようなことが実際に起こります。

■まとめ
・学生と社会人の違いは「結果が求められること」
・仕事の本質は「誰かの役に立つこと」
・誰かとは1.お客さん、2.働く仲間
・結果が出る=お客さん・働く仲間の役に立っている状態
・働く目的を「誰かの役に立つこと」に置くと、生き生きとした充実した人生になり、お金も入ってくる

ぜひ新社会人の皆さんへお伝え頂き、皆さんの会社の新卒社員の方々が良いスタートダッシュを切り、戦力として活躍頂くことを期待しています。


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