５年ぶりにハワイに行きました。３泊ほどでしたが結構リフレッシュできました。しかし、そこで見た光景には、コロナ前後での大きな変化を感じさせるものも少なくありませんでした。

ワイキキの繁華街やビーチは従来とそれほど変わらない賑わいですが、日本人が減っています。その代わり増加しているのは米国人観光客です。現地の旅行代理店に聞くと、日本人は以前の６割ということです。

米国の景気が比較的順調ということもあるでしょう。さらには、マウイ島の大火災もあり、街のいたるところでは米国旗やハワイ州旗が半旗で掲げられていましたが、米国人からすれば、観光でハワイを訪れバケーションを楽しみながら、お金をハワイ州に落とし、ハワイの人たちを元気づけようという一石二鳥の気持ちもあったのでしょう。

日本の衰退も感じざるを得ません。

ホノルル近郊には有名な観光地の牧場があります。そこはゴジラなどの多くの映画のロケ地にもなり、乗馬などもある人気の牧場なのですが、コロナ前には日本人観光客が多く、日本語を話すスタッフが何人もいたのですが、今では日本人観光客が減ったということもあり、英語だけとなっています。

以前は、ハワイに行くたびに朝食を食べに行っていた日系のホテルも名前が変わっていました。

また、コロナ前にはワイキキ界隈を、主に日本人観光客用に何種類ものトロリーバスが走っていましが、それも、各社がコスト削減のためか、集約されていました。

余談ですが、ワイキキにある丸亀製麺のお店は、米国人観光客で長蛇の列ができていました。

円安も追い打ちをかけています。コロナ前の２０１９年では、ドル・円相場は１０５円から１１０円程度でしたから、昨今の円安はそれだけでも３０％以上日本人観光客のふところを苦しめることとなっています。

日本の現状を考えれば、円安が反転するのは期待薄かもしれません。

一方、今回のハワイ旅行で活用したのはUberです。ライドシェアです。現地で２度ほど使ってみましたが、とても便利でした。ドライバーの対応もとても良く、料金もタクシーの半分か３分の２程度でした。

日本では、今はタクシー不足が深刻ですが、ライドシェアを活用するのも一つの手だと考えます。

もうひとつ、ハワイで試してみたことがあります。キャッシュレスです。結論は、使った米ドルの現金は合計で６ドルだけでした。ベッドメイクの際のチップです。それ以外はすべてクレジットカードでの支払いでした。キャッシュレス社会ですね

久しぶりにハワイに行ったことで、多くのことを考えさせられました。