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2023年を振り返って

小宮一慶のモノの見方・考え方
2023.12.26

2023年ももう残すところわずかとなりました。今年も皆さんには多くのことがあったことと思います。私は毎年、年末に「自分の10大ニュース」を書くことにしています。毎年、その年を振り返ることができ、なかなか興味深いものです。皆さんもお試しになれば、結構気づきも多いかもしれません。
さて、今年最後のメルマガでは、私の今年の振り返りとともに日本の振り返りもしてみたいと思います。
今年は、コロナがほぼ終わりを迎えた年でもありました。昨年までは少し控えめに行っていた忘年会も、今年は大手を振って大々的に行えました。私は、毎年12月に諏訪で地元信用金庫さんのお客さまを集めての講演会で講演させていただいていますが、昨年までのコロナ期間中は、講演会もリモートを含めたハイブリッドでしたが、今年は、お客さまと信金の職員さん含め、総勢160名ほどの前でリアルで講演を行い、その後大忘年会を行えたのはとても印象的でした。
コロナが明けたことに関連して、当社が主催する海外ツアーも4年ぶりに復活し、20名ほどのお客さまとオーストラリアのパースを訪問できたこともとてもうれしいことでした。日常生活の有難さをしみじみと感じられた方も多いのではないでしょうか。個人的には、このパースも含め今年は4回海外に行きました。
残念ながら多くの事件も起こりました。ビッグモーター、ジャニーズ、そして年末にはダイハツの不正事件が起こったことは経営コンサルタントとしてとても残念でした。また、政治の世界ではパーティー券をめぐる政治資金規正法違反の問題がクローズアップされています。
また、世界中では紛争が絶えず、ウクライナ情勢も進展が見られない中で、ガザ地区ではハマスによるミサイル攻撃に端を発したイスラエルの侵攻も世界に大きな衝撃を与えました。北朝鮮のミサイルによる挑発も続いています。
経済的には、コロナ明けと円安が重なり、インバウンド観光客が急増しました。一方、日銀がイールドカーブコントロールで行ってきた10年国債利回りの上限を上げ、長期金利が正常化に向かいつつありますが、年初4%を超え、今でも2%超のインフレに対して短期金利(コール翌日物)をマイナスに保つなど、金融の正常化には程遠い状態です。裏を返せば日本経済の足腰は弱く、ドル換算の名目GDPではとうとうドイツに追い越され世界第4位となりました。インドにも抜かれそうな状態で、この国の経済の先行きはあまり明るくはありません。
個人的にもそして当社でも良いこと、楽しいことだけでなく、つらいこともありました。しかし、生きている限り、それらを乗り越えていかなければなりません。

今年も大変お世話になりました。来たる2024年が、世界に平和が訪れ、みなさまにとって良い年となることを心より願っています。来年もよろしくお願いいたします。


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